13日(月)の日経の夕刊に、子どもの事故のことについて書いてあった。
ここ5年で5歳以下の子どもの転落事故が70件。
コロナの影響でおうち時間を充実させようと、ベランダにイスやテーブルを置いて
歩ける子どもがそれを踏み台に登ってしまい、下を覗き込んで転落。そういう事故が増えているらしい。
意外にも多いのが3〜4歳の子だということだ。もっと小さい、怖さのわからない赤ちゃんかと思いきや
3−4歳の子は、登れるし大人と違って「高さに対する恐怖心が薄い」とのこと。あーなんかわかるな。
せっかく4歳までなんとか成長したのに、転落して命を落としてしまうなんて、親の気持ちを考えると無念だなぁと思う。
わが家は2年前まで団地の7階に住んでいた。
蚊は上ってこないし、(ときどき鳩は来るけど)地面から離れていて暑さ寒さの影響も少ない。
懸念は「災害時の脱出法」と「転落のリスク」であった。
ぴっぴが1歳半頃、私がベランダに閉め出されたことがあった。本当に鍵閉めちゃうのね赤子。
その時もどうやって部屋に戻ろうか(隣んちへ突き破ろうか)真剣に考えたが、遊びで鍵も開けてくれた。ホッ
しかし、これ鍵を開けられちゃうということは、自分で窓開けられちゃうよね?と危機意識の高まる事件であった。
室外機に足をかけ、よじ登り、下を覗き込んだらアウトだ。
いろんな経過をたどって、今ではマンションの1階に住んでいるけれど
ぴっぴは慎重な性格だから「ダメ」とキツく言えば私の嫌がることはやらなかっただろう。
しかしぴーすけ。
こいつは、、、きっとやる。
1歳半で性格もなんとなーくわかってきたのだけど、興味を持ったら自分が満足するまでしつこく追い回す。
欲しいものはぜったいに手に入れるし、忘れない。
そしてちょっと危険なこともあえてやる。
最高のヒヤリハットはドアの指挟み。
われわれ大人たちは、結構危機管理意識の高い人々だと思う。みんな教育関連のお仕事だし。
しかし、悪気がないけど4歳児×1歳児の組み合わせは何が起こるか予想不可能である。
ぴっぴのおトイレトレーニングに付き合っていた夫。
「ぎゃああーー」の泣き声でトイレ外にいたぴーすけが、ドアに指を挟んだことに気がついたのであった。
血の気が引いた。
すぐに水道で冷やし、それから指が曲がることを確認し、だっこで大泣きは止まったけど
赤い線がくっきりと入っていた…
指、切断されなくてよかった…
おトイレの時は、外にぴーすけがいないことを確認することと、そもそも私がぴーすけから目を離しちゃいけなかったのだよ
反省。夫婦でもう一度確認し、ぴっぴやぴーすけにも言い聞かせ(効果薄そう)
ここのところ、指挟み事件はなかったのだけど
それから数週間。くだんのぴーすけの指。爪が剥がれとる!!
首の皮一枚、と言う表現が当てはまりそうなくらい危なげな爪。これ引っ掛けたら一気に剥がれるやーつ
皮膚科へ行き、先生に診てもらうと
「これは指を挟んだ時相当な衝撃があったと思うよ。血も止まったし、爪は剥がれかけてるね。でも、今これを剥がすと出血がひどいし、痛いから」
とのことで、ゲンタシンを塗ってもらい、ふわりとくっつく包帯を巻き巻き(これはどこで売ってるんですか?!と購入)
ゲンタシンは子どもはよく擦りむくしケガするから、と皮膚科の先生がお守りに出しておいてくれたのが家にあった。
一家に一本は常備していたい代物である。
下の爪が出来上がったら、上の爪はポロリと取っても大丈夫そうだ。
しかしだね、こんな包帯を1歳半の男の子が巻いていられるわけもなく。
昨日巻いて帰ったのに、もうすでに4回も新しい包帯を巻き直している。一つはうっかりご飯の時に食べようとしていた(恐怖)
それにしたって、放置してどこかに引っ掛けて血みどろになることを考えれば、これくらいの苦労はいとわない。
なんなら、これから年末にかけてこういう指挟み事故を防ぐために、保育園に設置してあるような指挟みを防止するシートみたいのを購入検討中である。
オランダ製のこちらか
日本製のこちらか
ドアへの指挟み防止器具【はさマンモス】 2021年版。どちらも一長一短、しかも高い…… 。レビューを見てまだ決めかねている。
それでも年末、病院がやっていない時に指をもし挟んだら、万が一切断なんてしたら怖すぎるーーー
煮えたげる味噌汁をひっくり返して、台所に設置するベビーゲートを購入したけれど
安心感はお金に代え難いことを実感した。
この年末、怪我のないように今一度家の大掃除ついでに点検をしておいた方が良さそう。
もし万が一ケガをしてしまったら、♯7119へ
いろいろ対策していても、子どもって怪我する生き物。
でも、この怪我どうすればいいのかしら、こんなんで救急車呼んでもいいのかなと迷うこともある。
そう言う時は、♯7119だ!
オペレーターの方が怪我の緊急度と救急車を呼ぶべきか教えてくれる。
実際そのオペレーターの方の判断で我が家も救急車をそのまま派遣してくれた。
救急車呼ぶときは、まず住所!それから症状
でも何より何もないことが1番。穏やかな年末を過ごしたいものだ。