義実家との関係については、いろんな話を見聞きする。
もう引っ越してしまったママ友は、いつも義母の突撃訪問に怯えていた。
とにかくグイグイ系で人の話を聞かない、急に来て「今家の下にいる」など(ホラーか)聞けば聞くほどうちの母にそっくりだなぁと思っていた。
うちの母はそんなのは序の口で、いらないと言った服をポストに詰め込んで行ったり、玄関に食べ物をかけて置いてったり。(今どき何が入っているかわからんし、冷蔵品のことも)
何度言っても寝かしつけの時間に電話かけてくるし、機嫌が悪くなれば約束していようと当日キャンセルは当たり前だし、途中で帰ったりする。(おっと悪口大会)
だから、義母と最初会った時は大事な一人息子を奪ってしまったわけだから、どんだけ意地悪されるのか身構えていたわけだけども
どうやら最初の印象はとてもいい人。
大阪のおばちゃんで話は面白いのに、上品で教養があってこういう人いるんだなぁと思った。
まぁまだわからない。もしかしたら猫被ってるかも、と自分が猫かぶってるのによく思っていた。
しかしながら何度義実家に行っても、子どもが生まれても、ぴーすけの時には我が家に泊まって世話をしてくれたにもかかわらず、一貫していい人なのであった。
よくできた方といった方がいい。ちゃんとした大人の親なのだ。
そんなわけで今話題の親ガチャでいえば、実の親は結構大変だったが、夫の家族はお義父さんも含めとてもいいところへ嫁に行ったなという印象である。
まぁ結婚して子どもを育ててわかるのは、実母の苦労である。
3人の子どもを1人で育て余裕がなかったり怒りの沸点が低くなるのもよくわかる。
それでも大学に行かせてもらったし立派に(?)成人させてくれたのだから感謝してもしたりないのだろう。
そしてこういう母だったからこそ、義母のことをめちゃくちゃ尊敬できるのだ。(1番感謝)
確かに関西人との文化の違いはあるものの、美術文化系が好きという共通の趣味もあるのでまぁまぁいい関係の義実家。
夫は土日も仕事でなかなか行けないし、コロナの影響もあって気軽には行けなかったが
ここ数日コロナの感染者も神奈川県は7人とかだったので遊びに行くことにした。
夫が祝日も仕事だったので、子ども2人を連れて夫なしで義実家に訪問だ。
以前車で迎えに来てくれたことはあったが、今回は祝日をいかに時間をつぶすか目的なので、のんびり歩いて電車で行くことにした。
星川駅から保土ヶ谷駅はGoogleマップで見たら2Kmあるようだ。
それもじいじの家に行きたい一心で、3歳児は歩き切った。電車に乗り、乗りかえバスに乗り
だいたいの時間はお伝えしておいたが、到着時間は未定。
何分のバスに乗りまーすと伝えたら、降りたところにじいじが待っていてくれた。それからまたダラダラと歩いて到着。
義母はぴっぴとぴーすけのために小さなお好み焼きを焼いて冷ましておいてくれた。
ぴーすけは家を出てから2時間の長旅に耐えかね玄関口でベビーカーのまま爆睡。
到着と同時にあつあつのお好み焼きを焼いてくれ、なんともゆっくりした昼食となった。
これ、家だったらぴっぴとぴーすけのご飯を交互に面倒見つつ、こぼしたもの拾って、ベェされたもの拾ってと忙しない。
しかもだいたい家だと納豆とか冷凍スパとかだからね!
のほほーんと過ごしていたら、ぴーすけ起床。
ここどこ?からの不機嫌モードが続くも、お義父さんの「さも昨日会ったかのような自然なスキンシップ」で数ヶ月のブランクを超えていく。
お義母さんはカボチャのパイを焼いてくれ始め、その間にぴっぴと遊んでくれるという。
ここは天国なのだろうか…
もちろん人ん家だから、のびのび寛げるというわけではないけれど
ぴっぴやぴーすけ、そして私にまでたくさんの愛情を感じるこの優しい空間で、たっぷり精神的チャージをして帰ったのであった。
もともとたくさん送られてきた野菜を分けてくれるという体だったのだけど、散々ぴっぴ&ぴーすけを遊ばせて、食べて帰るってだけでありがたい。
しかも帰りは横浜に用事があるからと、送ってくれたのだった。
何かと気にかけてくれる義母だが、今回は特に夫が仕事でいないのを気にかけてたくさんのおもてなしをしてくれたのだろう。他人だからこその気遣いと、自分の息子を可愛がる方法としてその家族を大事にするというのは
2人の息子を持った自分にはとてもお手本になる姿なのである。
自分の息子たちが将来素敵な人と一緒になった時、そのパートナーも自分の子どもと同じように。いや、それじゃ実の親子ではないのだからそれ以上に「大事にしているよ」というのを伝えないと伝わらないのかもしれない。
夕飯まで持たせてもらったので、もはややること何もないのだけど、行って帰ってくるだけで超疲れた
ぴっぴはそれから2時間爆睡。しかも息子2人は鼻垂れ&咳で完全に風邪ひいて今日はお休み。
代償は大きかったがね、孫をちょこちょこ見せてあっという間に過ぎ去ってしまう成長期を一緒に喜びたいものですな
今日は家でゆっくりテレビ三昧だなー