くらし

梅仕事の悲劇

投稿日:2021年8月6日 更新日:

暑い日が続いていますな。熱中症アラートが出ていたようで、ぴっぴの保育園ではプールが中止。涼を求めてプールのはずが、涼もとれない暑さ。まったく日本はこのまま沸騰してしまうのではないか。

一昨日は久しぶりにけいゆう病院へ。一階しか行かなかったけど、厳重だった入口の検温は無くなってヒョイと入れたけど

そのままタクシーで帰って正解であった。暑すぎて溶けるー

友達がいよいよ出産で

我が家で最後のお茶(のつもり)で楽しい時間を過ごした。いやーもう尊い。あの頃の大変だったことは、産んでしまったらケロッと忘れてしまってたけど、お腹に赤ちゃん抱えるって本当に大変よ、もう。

とにかく無事に、あわよくば無痛ができる時間に、スポーンと出てくることを祈る。

さて、こんな暑い日は梅のパワーが疲れをとる。我が家では姉が梅仕事が好きで、毎年自宅で何かしら作ってる。梅酒、梅酢、梅ジュース。今年はぴっぴと一緒に作ってくれた。

というのも、ぴっぴが「自然にタッチ」という本のシリーズが好きで、だいずとか梅とかみかんとかバナナとか、とにかく食べ物の成り立ちを紹介する本にハマっているのだ。

梅のシリーズでは梅干しの付け方が書いてあったが流石に我が家で漬けるのは難しかったが、梅ジュースなら手軽でお手伝いもしやすそうであった。

梅を水につけ、洗い、消毒し、お尻のヘタをつまようじで取る。

氷砂糖を梅と交互に入れて、すきまなく敷き詰めていく。めちゃくちゃ楽しそうなぴっぴ。まぁある意味食育だあね。

これにりんご酢を入れて、しばらくするとこの氷砂糖が溶けてくる。姉は「ぴっぴちゃん、時々この入れ物をぐるぐる回してね」と言っていた。溶けた砂糖を梅にまんべんなく浸透させるのだ。そうすると腐らないんだって

へぇー手間暇かかるんだね。これでおしまいじゃないのか。そんなわけで、この重たい瓶を時々ぐるぐる転がすのはぴっぴの仕事になった。リビングにあると邪魔なので、玄関に近い部屋の足元に新聞紙に載せてセット。

まるでペットの餌やりのようにせっせと世話するぴっぴ。「おいしくなあれ」と、声までかけている。氷砂糖の梅ジュース、黒糖の梅酒、そして梅酢と大小さまざまな瓶にここまで愛情をかければ確かにおいしくなるであろう。

さて梅雨時、そうやってぐるぐる回している時、ちょっと嫌な予感はしていた。瓶からベトベトする汁が漏れるのだ。それは締まりが弱いのか、安いから仕方ないのか。時々お尻拭きで底を拭いていたのだった。

そして事件は起きた。

その日は夫にぴっぴとぴーすけを預けて、朝から接骨院に行っていた。1週間の疲れをとって家に戻ると…

何やらキツイにおい。ん?なんか塗ってる?

家の中が騒然としていた。散らばる玄関の新聞紙にお尻拭き、タオル。そして何よりベタつく廊下。これはまさか!

すると、風呂場から出てくる夫と、、、ぴーすけ。

「ど、どうしたの?」

「ぴーすけが、あたまから梅酒の瓶をかぶって今風呂に入れたとこ」

マジかーこのにおいはアルコール!!

ぴーすけは瓶で遊んでいて、ちょっと目を離した隙に瓶の蓋を開けたらしい。ぴっぴと発見し、さんざんな状態を収束したところであった。いやーすみませんでしたな。ぴーすけもすぐにシャワーして酔っ払ってはいなかったようだが

そんなことができるようになってたんすねーおっそろしいっすわ1歳児。

梅酒は小さな小瓶だったので(中身は残念ながら全滅)被害は最小限だったけど、梅の瓶はお引っ越し。パパの部屋で厳重管理され、瓶を回すのは私の仕事になった。

ことの顛末を聞いた姉は早急に対応して、瓶は瞬く間に撤収され、今やペットボトルに出来上がった梅ジュースは収納された。口はしっかり閉まっている。

そんなこんなで出来上がった梅ジュース。飲むたびに苦い思い出と共によみがえる、甘酸っぱい味なのである。



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