子育て

パパママ育休を1年間

投稿日:2020年9月12日 更新日:

先日、遊び場で初めて話した人で、旦那さんが育休を一年間とっていた話をしてくれた。彼女は専業主婦らしいので、ふたりで育児に取り組んだ1年だったようだ。

実は2018年度、我が家も夫婦で育休を取った。一年間だ。

ぴっぴ(長男)が4ヶ月からの一年間。よかったことは山のようにある。

まずはこの、一番変化にめまぐるしい時期を共に見守ることが出来たことだ。例えば、おすわりができるようになったとか、ハイハイを始めたという瞬間。大抵はお母さん一人で立ち会うものが夫婦で見られる。そしてリアルタイムで成長を喜べる。

体力的にも男手があることはありがたい。つねに動き回るぴっぴを二人でみれば単純に抱っこする時間は半分。実際はそんなうまくいかないけれど、3分の1くらいは夫が抱っこしてくれていたように思う。これを一人でやっていたらと思うと…。世の中のお母さんは体力的にも削られすぎている!

そして一番よかった面は精神的なところである。待ちに待った我が子。かわいいに違いない。しかし、24時間365日ずーーーーっと一緒となるとキツい。特に授乳がうまくいってないとき、イライラが爆発しそうになった。部屋を出て少し距離をとっても当然聞こえてくる我が子の泣き声。もう!一体どうすればいいんだよ!!

そんなとき、スッと抱っこしてくれて「大きな声で泣けるようになったんだねぇ〜」なんてのんきな一言を言う夫に何度救われたか。そうだね、生まれた時は保育器に入れられて泣けなかったもんね。

また、物理的に少しでも家を離れてコーヒー1杯飲めるとグッと気持ちも落ち着くものだ。

お互いのキャリアアップのためにも非常によかった。

お互い朝7時には職場にいって、夜の9時まで働くのが当たり前になっていたが、アウトプットの毎日でインプットする時間も気力もなかった。毎日自分をすり減らしていた分、この育休でインプットしよう!というのが目標だった。

仕事のためにしたことといえば大学に一年間、履修等科目生として通ったことだ。現役の時、学科の違いで取れなかった資格を、単位を追加することで取れることがわかり、10年ぶりに母校へ通った。

これはまた詳しくは別に書くが、やはりお金を払ってする勉強というのはがぜんやる気が違う。学生の時「1単位6000円でうってくれないかなぁ」なーんて話していたけど、単位あたり2万した。1つの授業だって無駄に出来ない。

何より物理的にぴっぴと離れることで旦那が面倒を見ることが確定する。1人で。旦那は週2日の通学の間どんどんぴっぴの良き理解者になっていったのだ。

朝は3人で夫の抱っこでお散歩し、日中はお互いに勉強し合いながらぴっぴの面倒を見て、夕飯を3人で食べる。こんな幸せがあっていいのだろうか?!

ぴっぴにとってもいいことがあった。まず彼は人見知りをしない。特に若い女性が大好きな彼だが、滅多に拒否をすることはなかった。

さらにお父さんがいる安心感で、公園しかりいろんなところに連れて行くことができ、いろんなものを見せたり体験させることができた。これは残念ながら仕事が始まったら我が子にはなかなかしてあげられそうもなかったので、親的にも嬉しかった(どうせ覚えてないでしょうけども

こんないいことばかりな育休だけど、大変なこともあった。まずはお金。手当で最初の半年は67%、1歳までの半年は50%と出て、2人分で1人分の収入なんだからやってけるだろうと始めたけれど、共働きで緩みまくっていた財布の紐を締めるのは難儀であった。

さらに天引きされない市民税やら県民税やらドーンっと30万近い請求が来た時はさすがに青くなった。(この分は貯金しとかないとね!)

また、旦那が育休を取ろうとした時に上司に「もう出世はない」的なことを言われたり、説得されたりでそもそも取れるかもわからなかった。制度はあれど取りにくいし、実際夫婦で育休を取ったのは事業所初ということだった。

お母さんが育休を取るのは当たり前だが、なぜ夫が取る必要があるのか、と。夫が取ったあとに門戸がひらかれ、もう一人同僚が取る流れになったが、なんでも一番最初は難しい。取らせていただくだけでありがたいから、職場復帰したら馬車馬のように働こう!なんて話してはいたけれども・・・。次の転勤先が前の職場の2倍の場所になり、これは育休取ったハンデかしらと思ったり。

夫の両親にも最初は取得にいい返事はなかった。色々あって結局取ることになったんだけど、親世代にはサボってるようにしか見えないんだろうか。特にお父さんには渋々賛成してもらった。息子に家事育児させるなんて!とはさすがに思っていないだろうけど。まだまだ男がバリバリ仕事と思っている世代である。夫婦で決めたことなので何を言われても取るつもりだったけど、夫が窓口にたってくれてよかった。育休中に頻繁に会いに行けたので結果的にオッケーだろう。

あと大変と言っていいかわからないけど、毎日ちゃんとしたご飯を作らなければならないのも大変だった。コロナで在宅勤務になったときも思ったけど、三食ちゃんと作るのはしんどい。今はぴっぴのご飯はちゃんとしてるつもりだが私はテキトーに終わらせる。夫がぴっぴを見ててくれるので料理をせざる得ないんだよなー

ときどき夫もチャーハンとかラーメンとか、夕飯の炒め物を作ってくれたけど、「ゆらさんが作った方がおいしいから」とほめられているようでのせられ、結局作っていた

余談だけど、家事分担はうまくいかなかった。どこかで自分でも女が家事育児フィルターがあった。夫はお手伝い程度にしか出来ないだろうと勝手に思い、やってもらってなかった。料理は基本自分、大学に行かせてもらってるんだから後の時間は自分がやらなきゃ的な。

それ、いつのまにか不満が降り積もるパターン。案の定ドカーンと爆発して分担表をエクセルで作る羽目に。

でも、旦那だけ職場復帰した現在の我が家は案外うまくいっている。きっと全部自分でやることになるんだろうなぁと思っていたけど、来年度のわたしの職場復帰を見越して、旦那は食器洗い、風呂掃除、洗濯、ゴミ出しはやってくれている。

それは育休中に決めた「ご飯作らない方が食器洗い」「お風呂最後の人が洗う」などのルールを継続しているからだ。ま、食器は食洗機がやってくれるけど。鍋やフライパンあらったりとか生ゴミの処理とか、私がやるより丁寧だ。

一番でかいのは育児ってただ遊んでるだけじゃなくて人間一人細心の注意で生かしてるってことに彼自身が気づいたことだ。

ぴっぴが大きな怪我もせず、よくご飯を食べて元気に育っているのはあなたのおかげだよ。ほんとに大変だよ…目も離せないし自分の時間も無いよね。部屋も汚くていい、とにかくぴっぴを育ててくれてありがとう。美味しいご飯が待ってると思うとやる気出るからそこはお願いします」

そこまで言われちゃやるしかないでしょうに。世の中の旦那様は奥さんが自分をたててくれないと嘆きますが、褒め言葉1つで頑張っちゃう奥さんの多いことを知らない。

我が家のパパママ育休での一番の勝者は間違いなくパパだ。

我が家のスタンスが「給料低くてもいい、出世もどーでもいい、とにかく子どもと過ごす時間がほしい」という感じなので踏み出せたと思う。

中にはそんなこと言っても取れないし、と思ってやる前から選択肢にない家もあるだろう。

でもね、ものは試し。言ってみて案外取れたら自分はとても楽になる。旦那さんの意識も変わるし、長い目で見れば共働きもしやすくなって経済的にもお得になると思う。

一番は、ひとりでやらねばと思っているお母さん、そんなことないですよってこと。もっと世の中のお母さんは楽をしてほしいものだ。

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