出産レポートもついに第三弾。2020年けいゆう病院で第二子男児出産、コロナ禍真っ只中の出産レポートブログ。
前回、これって陣痛なのかしらなんて考えながら病院まで這って到着したものの…
いやいやいや
1人目(ぴっぴ)のときは子宮口4センチなんて陣痛室で絶叫だったやーん。なんやこの余裕は?!
陣痛はというと、時々波は来るけど、まだまだ我慢できる痛さ。
これを見た助産師さんはバッグを預かり、病室ではなくこのまま陣痛室で経過を見ることになった。
代わる代わる来る先生やら助産師さんも「さすが経産婦さんですねー」とか言ってくれる。自分でも意外である。
ぴっぴ(長男当時2歳)のママ友LINEグループでこの陣痛の経過を送れるほど。
これがまた気をまぎらわせてくれるのでさらに恐怖を払拭できた。
思えばぴっぴの時は母もついてきてくれたし、夫も後から職場から駆けつけてくれた。
今回は1人で産むのだから、せめても痛いのは嫌だということで無痛分娩にしようということだった。
無痛分娩の費用12万円など安く感じる。とはいえ、もはや無痛分娩のできる時間もなくなってしまった。無痛分娩の時間は以前に書いたように時間が決まっている。
しかもある程度お産が進んでからしかできない。
もはや私の場合、時間が過ぎているのもだが、急速にお産が進み過ぎている!
まぁ麻酔をしたところでお産の進みが早いので間に合わなかっただろう。(自分に言い聞かせる)
ただ、ここから進まない。
痛さもまぁ我慢できるし、お腹もすいたのでご飯も持ってきてもらうことになった。
「ご飯食べた方がお産が進みますよー病院歩いてもいいかもですね」助産師さんが笑顔で時々様子をみにくる。
それは面倒だな、とか思ってると急に大きな波が。
おいおい、ご飯まで待ってよー
ご飯を持ってきてもらい、食べることにした。しかし箸がない。仕方なく素手でいけるオレンジをはむはむしとると、先程の大きな波を見たのか助産師さんも登場。
「今の感じがきたら言ってくださいね。経産婦さんなので結構すすむかも」
お、マジか。えっと、箸ください。
ご飯を食べ始め、おかず二品を食べたところでまたデカイ波が!
飯どころではない。
あ、その煮魚最後に食べようととっといたのに!
初めて声を出して痛みをのがーす
なまじみんながほめてくれるので、じみーにフーッフーッでがんばる。ぴっぴ(長男)の時は絶叫して、羊水が濁ってしまったという過去がある。なるべく今回は大人しく、静かに。
が、急に大きな波がやってきてお上品ではいられなくなる。助産師さんたちが内診をしてくれていよいよ波が来たときは7センチまで開くようになった。
何度かくる陣痛の波の、痛みのないときにててててーっと歩いて隣にある分娩室に移動したときには、痛みで絶叫。
「目あけて!息を吐くことに集中して!」
いやわかってますけどね?!腹のそこから叫んで息を止めてしまうのを必死でフーッとか言う
ここから7センチで進まない。
陣痛の合間は死んだようにぐったりして体力温存。夏の出産暑し!!ストロー付きペットボトルは必須である。
そして波がくる。モーレツにうんこしたい衝動!
助産師さんがおしりの穴を押さえてくれてる
「ママー息はいてーダメよーまだいきんじゃー!」
そ、ん、な、こといってもーー!
いきみたいーー!
「8センチよまだ!いきみのがして!!」
なにやら股に手を突っ込まれ、あれやこれやとポイントを探してくれて、うまいこと広げればいけそうだと話してる助産師さんたち
先生っぽい人も来てどうやら準備もOKそう
「いきんでもいーんですかね?!」
そんなことが聞ける余裕である。
思えば1人目の時は、この状況でわたしは胃液を吐いていた。吐くものがなくて緑色だったわい。後から夫に聞いた話じゃ、助産師さんが私の上に乗って押し出していたらしいぞ。覚えてないが
「頭だいぶ降りてきてるからいきまなくて大丈夫、軽ーくね」
ネジのぶっ壊れた強さ調整で、なんとか言われるがままに息を吐いたり、ちょうどいきんだり
おまたに頭が挟まって痛い!痛いがもうちょい、いけ!
「おもいっきり息むと赤ちゃん勢いよくでて危ないから軽くね!」
軽くいきむって、けっこう無理難題なんだけど。(汗)
わたしは言われた通り10のうち3ぐらいの力でフン!といきむ
まず頭が出て、その後の軽いいきみでドゥルンと体が出たのがわかった。
ずっと頭が引っ掛かって痛かったけど、やっと出た!
わたし、一人で産んだんだよ!!
分娩室に入って30分ほど。記録では陣痛始まって5時間というスーパー安産な分娩であった。
つづく